住まいの窓に出来る工夫

住まいのメンテナンスについて 窓枠を樹脂製にすることで、アルミフレームの窓枠よりもしっかりと住まいの断熱を行うことが出来ます。樹脂がなぜ高い断熱効果を発揮してくれるかを考えると、お鍋の取っ手にたとえて考えてみると分かりやすいです。お鍋の取っ手の部分には手で触っても熱くないように樹脂製の素材が使われています。樹脂はアルミの約1/1000倍の熱の伝わり方なので、熱がとても伝わりにくいです。このたとえから考えてみると樹脂製の窓枠を採用したほうがアルミサッシを採用するよりも断熱性を高めやすいことがわかります。樹脂は熱せられにくく、冷めにくい、という特徴を持っているため夏には涼しく、冬には暖かい室内環境を作りやすくなります。

窓枠以外にも窓のガラス部分を二枚にした複層ガラスを用いることで断熱性を高めることが出来ます。ガラスとガラスの間に空気をサンドすることで、この空気の部分で熱を伝わりにくくします。熱の伝わりやすさを熱伝導率(W/m・K)で比較してみると、ガラスが1だとすると空気は0.02しかありません。ちなみに先ほどの樹脂(塩化ビニール)は0.17です。熱が逃げやすい窓の断熱性を高めるだけでも、スマートな生活に結びつきます。

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